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~必要な電力量の把握とポータブル電源を導入する際の考え方~
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災害時に発生する大規模停電。
地震や台風、豪雨などの災害時に大規模停電が発生しています。主な事例をまとめました。
ではオフィスでの停電時、業務に与える影響としてどのようなことが想定されるでしょうか?
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オフィスで大規模停電が発生。
オフィスで停電が発生した際に想定される、主な業務への影響・問題点は下記の通りです。
電話やインターネットが使えなくなるため、情報収集ができなくなるほか、他拠点や顧客など外部との連絡が取れなくなる。
コンピュータ・ネットワーク機器のほか、業務上で必要な機器が使用できなくなる。
帰宅困難者の一時待機および災害後72時間の「一斉帰宅抑制」(内閣府のガイドラインなど)への対応。
これ以外にも様々な影響が想定されますが、このような非常時の「電源確保」はBCP対策の一環としても重要。
情報収集・連絡手段の確保、業務への対応、さらに従業員の待機など、様々な影響を考慮した電源確保が必要となります。
そのため「ポータブル電源」を整備する企業が増えています。では、どれくらいの電力量を確保する必要があるでしょうか?
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非常時の電源確保に人気のポータブル電源。
電力量の算出には、「非常時に稼働する機器」と台数を想定する必要があります。
例えば、下記のような流れで機器を洗い出し、必要な電力量を算出します。
1.使用する機器の洗い出し
2.各機器の台数
3.使用する機器の消費電力
4.各機器の使用時間
算出した電力量の目安に必要な「ポータブル電源」を元に、予算や優先順位を決めて整備していきましょう。
機器名 | 消費電力 (Wh) | 台数 | 消費電力 × 台数(Wh) | 備考 |
---|---|---|---|---|
ノートPC | 25 | 5 | 125.0 | 対策本部で利用 |
液晶テレビ | 60 | 1 | 60.0 | 対策本部で利用 |
プリンター | 1,200 | 1 | 1,200.0 | 対策本部で利用 |
照明 (LEDランタン) | 10 | 10 | 100.0 | 対策本部および待機するフロアで利用 |
スマホ充電 |
13 | 50 | 650.0 | バッテリー容量3,500mAh、フル充電を想定 |
Wi-Fiルーター | 15 | 2 | 30.0 | |
スイッチングハブ | 25 | 2 | 50.0 | |
電気ケトル | 1,200 | 1 | 1,200.0 | |
冷蔵庫 | 35 | 1 | 35.0 | 年間電力消費量300kWとして試算 |
※上記は各機器1時間当たり消費電力の参考値です(スマホ充電を除く)。実際に利用する機器の数値をご確認ください。
※実際に必要な電力量は、各機器の想定使用時間を元に算出いたします。
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